ピアノの先生Kさんからいただいたご注文。
「28人の生徒が出演するピアノ発表会なので28の倍数の花を使ったステージの花を届けて欲しい。」
ステージ装花は発表が終わった後、均等に分けられ、出演者のお持ち帰りになるのです。
「けやきホール」は古賀政男音楽博物館の中にあるホール。ステージには名器ベーゼンドルファーが鎮座しています。
スタンウェイやヤマハは多いですがこのドイツ製のピアノを使っているホールは珍しいです。
28本ではステージを彩るにはちょっとさびしい。
一人2本として、56本だといただいた予算から計算すると1本250円相当の花。それもデザイン料や資材費、葉物などのグリーンまでは含めないで計上した金額。
少し丈の短いカーネーションをメインに作ることにしました。花丈の短い分はコンテナーベースを大きいものを使うことによって見劣りしないよう、工夫しました。
製作はベテランのSさんにお任せした。彼女は可愛らしく、きれいで豪華な花に仕上げてくれました。
56本では不充分だったようで28本に満たない花(オンジジュウムやバラ)を少しずつ、足したようでしだ。
月曜日、10:00~11:00AMのお届け時間指定だったのでこの豪華でとても重い花は家内がお届けした。
彼女にとって、とても重かったようで「疲れたので午後は休憩します!」
私は一人で仕入れてきた花を水揚げする羽目になったのですが見栄えのするステージ装花に満足しています。
発表をされた方たちにも花を添えられたことと思います。