梅雨に入りジメジメとした天気が続きますが、これからの暑くなる季節に
多く出回るトルコキキョウについてのお話をしたいと思います。
トルコキキョウはリンドウ科ユーストマ属の植物で北アメリカのネブラスカ州・コロラド州・テキサ州の
ロッキー山脈の高原地帯が原産です。よくトルコが原産だと思われていますが実は北アメリカが原産です。
トルコキキョウの学名は“ユーストマ(Eustoma)”で、ギリシャ語で”Eu(ユウ)=よい“
“Stoma(ストマ)=口”という意味です。日本でトルコキキョウと呼ばれているのは
“つぼみがトルコ人のターバンに似ているから”という説もあります。現在ではユーストマや
リシアンサスとも呼びます。(ちなみに桔梗はキキョウ科キキョウ属の植物です)
トルコキキョウが日本に輸入されたのは1930年代で、その当時は紫色の一重咲きでしたが
現在では品種改良が進み白・ピンク・クリーム・緑・茶・白地に紫やピンクの縁取りなどがあり
咲き方も一重咲き・八重咲き・フリンジ咲きがあります。
長持ちさせるコツは水を清潔に保つことはもちろんですが、冷房の風が直接当たらないところに
飾り、硬くて小さなつぼみや咲き終わった花は摘み取るとよい長く楽しむことができます。
最近では1年中でまわっているいるトルコキキョウですが、これからの季節が一番色・種類ともに
豊富にでまわるのでぜひ飾ってみてください。