人の振り見て、わが振り、直せ。

毎年、3月、4月は卒業式や入学式で学校に出入りする機会が多くなります。
以前は尊敬の念を抱いて接していた「先生方」が最近はやたら幼く見えます。
自分たちの息子より若いのですから仕方ありません。
その上、校長先生ですら、私たちより若いのです。
もっとも、私たちより年上の人は公務員では定年を迎えているので存在しません。

そんなわけで私たちはうっかり些細なドジをしても強く、指摘されることは少なくなってきました。
だんだん「裸の王様」になってしまっています。
ですから、自分自身をチェックする機能を常に意識しなくてはいけません。

今日、ランチを食べに一人で「一新」さんに行きました。
テーブル席しか空いていなかったので、初老の男性と相席になりました。

料理が運ばれてくると彼は最初に味噌汁をとり、ズルズルと音を立て、食べ始めました。
「嫌だな。」と思ったのと同時に「あっ。」と思いました。

私はどうだろう。私も息子に時々注意されています。「音を立てて食べるな。」
そんな食べ方はしていなかったのに・・・。いつから音を立てて食べるようになってしまったのでしょうか。
周りがすべて年下になり、無意識に傲慢になって「遠慮のない自分」がいるのです。

向い側にいる彼も見て、自分も同じなんだ。店でお昼を一緒に食べているアルバイトの子たちにもきっと不快な思いをさせている・・・と気が付きました。
人の不快な所作を自分に置き換えてチェックする作業。常に心掛けなければなりません。