代々幡斎場にお届け。担当葬儀社の指定花材、名札で届ける。

昨今、葬儀用生花は多種多様になっています。
以前は白菊40本に鉄砲百合数本とカトレア一輪に150×450mmサイズの山札が刺さっている・・・というのが「東京スタイル」でした。それが白木の祭壇の左右上下に並べられているのが祭壇周りの生花装飾でした。

今は「白木の祭壇」を使わず、花をメインにした「花祭壇」がほとんどです。
ですから、持ち込む供花もデザインを壊さぬよう、施工葬儀社の「意」にあったものでなくてはなりません。(葬儀社さんは施主様のご意向といっています)

花キューピット加盟店さんから「代々幡斎場お届け」の注文を頂くと、すぐに斎場に問い合わせの電話を入れます。
担当葬儀社の連絡先を尋ね、葬儀社担当者に「持ち込みのお伺い」をたてます。「NO!]といわれることはほとんどありません。

ですが、「OK」の返事を頂く際に葬儀社から、花材や色の指定を受けます。さらに名札の種類やサイズも指定されます。芳名板になる場合には原稿を送付し、製作料実費を請求されることもあります。「どうぞ。」の一言で済むときは「ラッキー!」
大体そうは行きません。でも、仕方のないことだと思います。自分が葬儀の生花装飾一切を担当しているときに「とんでもない花」を平気で持ってくる同業者がいました。自分たちがそうさせてしまったことなのです。

今回の葬儀社はA.F社。何回か持込をさせていただいている。
「洋花で白をメインに少しピンクを入れてください。名札は30cmの白角札でお願いします。」
「白ですか?」「ハイ、白です。」「木目ではいけないのですか?」「ハイ、白で統一しているので白にしてください。」「そうですか、分かりました。」
木目のシートを裏返して印刷しました。白札の完成。難問をひとつクリアー。

20150825