今日は朝から気温が下がって
新宿上空もみぞれ交じりの雨でした。
さて、お客様から毎年
母の日に切花で贈りたいとご要望が
ございます、海外でも人気な
「シャクヤク」
学名 Paeonia lactiflora
英名 Chinese peony
日本でもシャクナゲとシャクヤクを良く言い間違えるので
最近ではピオニーとも呼ばれています。
2002年フロリアードの研修生でオランダにいたころ、
現地スタッフのオランダ人が
「ピオニー、ラブリー♥」
と良く言っていたのを思い出します。
とても人気です。
日本ブース内で国産品を
たくさん展示しました。
世界中から来た観光客も大勢撮影してました。
ちなみにこの現地人スタッフ、
牡丹も「ピオニー」といって一括りでした。
さて、今日は市場でも花の比較的大きいものが
出始めていたのでこれから旬の「シャクヤク」
現在店頭ではまだならんでいないので
ご注文でお取り寄せいたします。
店頭でもこれから出回る時期ですが
国産の良いものは出荷時期が限られます。
だいたい今から梅雨前で終わりです。
今年は??
シャクヤクは花がすぐ開くという特徴があり、
ご注文いただきますと確実に
お手元に新鮮なシャクヤクがお届けできます。
お早めにぜひ、ご相談くださいませ。
水あげは
3枚あるうちのアタマの葉だけ取ったり
下葉を取り除いて茎を叩きます。
今はクイックデイップという薬剤でもすぐに水が上がります。
水かえは
フラワーフードと呼ばれる切花栄養剤を与えますと
最後まで開ききって持ちもよいです。
水は花びんにたっぷりと入れてください。
アレンジメントより花びんで活けたほうが
長持ちします。
イスラエルから輸入されるなど
一年中比較的流通している
切花の「シャクヤク」ですが
国産の良いものをこの時期に
香りとともにお部屋でぜひ楽しんでみてください。
鉢物より切花のほうが花が大きく楽しめます。
ご注文随時受付中です!
~4月11,12日 ビッグサイト お花のイベント フラワードリーム開催
ご入場招待券、割引券がございます。詳細は店頭スタッフまで~
ニュー花矢 HP http://new878.jp/
以下おすすめの本の話。
フロリアード2002国際園芸博覧会(10年に一度のお花の世界大会)
で当時政府屋内研修生でコンテスト担当でした。
ひとくくりで一番困ったのは
「Rhododendron」 ロドデンドロンでした。
コンテスト会場ではオランダ現地のスタッフに委託して
日本からのコンテスト品を展示してもらうので
(日本ブース内だと日本の出展者だということが
審査員にわかるので不公平だ!とクレーム入れられたため)
日本では シャクナゲ、ツツジ、サツキと区別しますが
向こうではすべて
現地スタッフに
「ロドデンドロン」と呼ばれて一括りでした。
「どう説明したらいいんだー??」
頭がパニック!!
英語もたどたどしいし、子供扱いされるし、でした。。
結局一鉢一鉢すべて展示終わるまで見張っていたわけです。
その当時は日本花名鑑 アボック社もまだ1巻しかなかったし
花もち保障についてMPSの本社へ行って英文の土台をもらってきた
そのくらいで花の説明をした本はあまりありませんでした。
昨年のフラワードリームで
いけばなインターナショナル監修
〇花のなまえ 「FLORAL FOCUS」
という花の英和・和英辞典を見て
感動しました。
こういうの、2002年にほしかったでーす!
これから海外でお花を調達される機会がある方
海外へお住まいになる方にはぜひ、オススメです。
持ち歩けるサイズです。
今年も売ってると思いまーす!